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畳の香りって実は‥

投稿日:2020.11.30カテゴリ:商品について

皆さんこんにちは♪

今日で11月も最終日となりました。

月末は車が込み合うので渋滞も多く、我々のような車で移動する業態は予定通りの時間にお伺い出来ない事も多く、大変な1日になる事が多いです。

年末は事故なども多く、さらに時間が読みにくい時期でもあります。

今日はどうなるか分かりませんが、そういう事情もありますのでもし遅れてしまってもあまり怒らないで下さいねm(._.)m

タイトルにもありますが今回は畳の香りの話しをさせていただきます。

よくお客様からも『畳のいい香りが好きなんです』と言われます。

和紙や樹脂などは無臭なので、あえてい草を選ばれる方もおられるほどです。

畳の香りの成分はフィトンチッド、ジヒドロアクチニジオリド、α-シペロン、バニリンなどです。

ちなみにバニリンはバニラの香りの成分なんですよ♪

ところでこの畳の香りですが、皆さんい草の香りだと思われてますよね。

ところがこの香りはい草ではなく実は‥‥‥

答えを発表する前に畳表の製造工程を簡単にご紹介させて頂くと

収穫→泥染め→乾燥→織り(かなり端折ってます)

上記工程を全て同じ農家さんが行います。(一部分業でされてる農家さんもあります)

出来上がった畳表を畳床と縁で合体させて畳にするのが我々畳屋の仕事になります。

で畳の香りの素は何かというと実は泥染めに使用する『い泥』という畳専用の泥の香りなんですね~

い泥の原料は淡路島(淡路染土)や広島(備後染土)で取れますが、畳のランクで配合が変わる為、微妙に香りが違うんですよ。。。

ちなみに画像は熊本に収穫のお手伝いに行った時に昔ながらのやり方を体験させてもらった時のものです。(写真に写ってるのは私ではありません)

詳しい製造工程は改めて紹介させて頂こうと思いますが、畳の香りの正体はお分かり頂けましたでしょうか??

明日は学校や職場で自慢してみて下さいね(笑)